忙しい日常でも小説を楽しむ!大人の読書を再開するための3つのステップ

なんだか最近、小説が読めない、集中できないな…って思うこと、ありませんか?
私は中学生のころから祖母の影響で東野圭吾さんや浅田次郎さんの作品を読むようになり、小説にはすっかり夢中になっていました。

でも結婚・出産で生活がガラッと変わったタイミングから、ほとんど小説を読まなくなってしまったんです。代わりにハウツー本や自己啓発本、ビジネス書など、実用的なものばかり手に取るようになっていました。

「あんなに大好きだった小説、どうして読めなくなったんだろう…?」
このままずっと読めないままなのかなぁ、と悩む日々の中で、ふと本屋で手にした一冊の小説が、私を再び小説の世界に引き戻してくれました。

この記事では、忙しい大人でも小説を楽しむための3つのステップをご紹介します。短い時間でも集中して読めるようになるので、「大人になってから小説を読む時間がない」と感じている方にもおすすめです。

ステップ1|読む環境を整える

小説を読むためにまず大事なのは環境です。書斎や公園など、落ち着ける場所を見つけるのがポイント。私は家の中だと常に家族の声があって集中できないので、お気に入りのカフェで読書しています。小さなBGMと他のお客さんの会話が心地よい背景音になって、集中しやすいんですよね。

体験談:「家だと全然読めないな…」と何度も感じた日々がありました。夕方、洗濯物を畳みながら「ちょっと本でも読みたい」と思っても、子どもが話しかけてきたり、スマホの通知が鳴ったり…。そんなとき、お気に入りのカフェで座った瞬間、「ああ、やっと自分の時間だ」と心からホッとできるんです。カフェで読むと、文字が自然に頭に入ってきて、気が付けば時間を忘れて夢中になっていることもあります。

次に、デジタルとの距離感を整えます。スマホの通知音で読書が中断されることって意外と多いんです。私もついスマホを触ってしまうことがあったので、最近はカフェに行くときは家に置いて出かけたり、自宅で読むときは別の部屋に置くようにしています。

体験談:最初はスマホを離すことに抵抗がありました。「もしかしたら大事な連絡が…」なんて考えてしまって。でも実際に置いてみると、不思議と読書に集中できて、時間があっという間に過ぎるんですよね。通知音のない世界って、こんなに快適だったんだな、と改めて気づきました。

最後は時間のブロックです。「小説を読む時間」と決めて、まずは5分だけから始めるのがおすすめ。短い時間でも、読み始めると自然に10分、30分と集中できることもあります。スモールステップで始めるのが大切です。

体験談:「今日は5分だけ読む」と決めて始めると、思った以上に夢中になってしまうことがあります。私も最初は5分でいいや、と軽い気持ちでページを開いたのに、気づけば30分も読んでいたことが何度もありました。少しずつ、読書が日常の楽しみになっていった瞬間です。

ステップ2|読みやすい本から始める

久しぶりに小説を手にすると、つい大作やシリーズ物に手を伸ばしたくなりますよね。でもハードルを上げすぎると挫折しやすいので、まずは薄めの短編や没入できる小説から始めるのがおすすめです。

私が小説再開のきっかけにしたのは『団地のふたり』(藤野千夜さん著)。築60年の団地でゆったり暮らす独身女性2人の日常を描いた作品で、短時間で没入できる内容でした。私は生まれてから結婚するまでの27年間、ずっと団地暮らしだったんです。だから団地の描写に親近感を持てたし、懐かしい空気感に思わず引き込まれました。

さらに私は既婚者なので、作品中の独身女性のマイペースな暮らしへの憧れも感じました。読んでいるとまるで自分が独身の気ままな生活を送っているかのようなワクワク感があって、「ああ、こういう時間をもっと取りたいな」と自然に思えてきたんです。

この体験から学んだのは、小説再開は「楽しめそうな本」を選ぶことが大切だということ。読む目的は義務感ではなく、あくまで楽しむこと。最初は短時間で読了できる本を選ぶと、「最後まで読めた!」という達成感と心地よさが次の読書へのモチベーションになります。

ステップ3|読書体験を記録する

小説を読むと、言葉の表現力や価値観の発見、感情の浄化など、思った以上にたくさんのものを得られます。だからこそ、その体験を放置せず、手帳やノートに気づきや感想を書き留めることが大切です。

私自身も、以前は「読んだら満足」で終わってしまうことが多かったんですが、気軽に記録するようになってから、読書がもっと楽しくなりました。例えば、ふと感じたワクワクや「なるほど!」と思った表現、読んでいて心が動いた瞬間や「こういう考え方もあるんだ」と思ったことなど、思いついたことを1行だけ書くだけでも十分。頑張ってフォーマットを作る必要もありません。

記録することで、読書の達成感が目に見える形になり、「次は何を読もうかな」と自然に思えるようになります。私も、後で見返すと「あの時こう感じたんだな」と小さな発見があり、読書の楽しみがさらに増えました。

大事なのは、肩ひじ張らず、自分のペースで楽しむこと。読書体験を記録する習慣は、「やらなきゃ」ではなく、「楽しむための工夫」として取り入れると続けやすいです。

まとめ

小説を読むって、単に情報を得るためだけじゃなくて、感情や感性を育てる時間でもあります。忙しい毎日の中でも、環境・本・記録の3つのステップを意識すれば、少しずつでも読書を楽しめるようになりますよ。

私も、しばらく小説から離れて「時間がないな…」と思っていました。でも、ちょっとした工夫で読み始めたら、再び小説の世界にどっぷりハマれる喜びを感じることができました。

この記事が、あなたの「大人になってから小説を読む時間がない」という悩みをちょっと解消して、小説との楽しい時間を作るきっかけになればうれしいです。読書は、自分の心にやさしい栄養を与えて、日常をほんの少し豊かにしてくれる魔法みたいなもの。ぜひ気楽に、少しずつ楽しんでみてくださいね。

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